うすのろと阿房な話

個人化された日常にあること 気になったことを。 白南風(しらはえ)とは梅雨が明ける6月末ごろから吹く、爽やかな空気を運ぶ南風のことを言います。

W杯前 調整試合 VS コスタリカ

気温はそれほど上がっていなかったというのが残念。しかし多くの選手のユニフォームがびっしょり濡れていたのは湿度によるものだろうか。

 

先制点が相手だったというのは別にしても、前半ほぼ互角か、相手のビックチャンスが目立った気がする。ただ、後半の3得点は怒涛の攻撃という感じがしたし、イメージが合ってきているのは如実に感じる。

 

特に攻撃面で良いプレーが見れたのは、前半、ボランチが高い位置でつっついてショートカウンター気味にフィニッシュまで行ったところ。13番の惜しくもアシストか?という演出をした2つのプレー。10番の得点したシーンのアシストへ至るポジション移動。鬼みたいなシュート性の楔からの展開。

 

ボールポゼッションにたけたスペインやブラジルなど強豪国と比べても、パススピードが顕著に見劣りすることも少なくなっている。何気ないインサイドでのパスも上手く緩急をつけれる選手が増えてきている。攻撃でイニシアティブを持ち続けるために、中盤の底から下のゲームメイク能力とボールを失った瞬間の守備は必須だから、下地はできつつあるように見える。

 

押し込んだ時のボールの取られ方とその直後の守備を見ればチームのテンションがわかる。

 

ただ、相手もコンディション全開ではないだろうし、あくまで調整試合の1つとしての意味しかない。この段階の結果がどうこうが本番に反映されることはない。むしろ、前評判の良いチームや、本番前に調子が良すぎるチームが初戦でコケて、そのまま調子が上がらず、早々に敗退するなどという事例は数えきれないくらいある。

 

試合後のインタビューでも浮かれるような発言はほとんど聞かれなかったので、ネガティブな緩みが悪影響を及ぼすこともなさそう。

 

出場試合数の少ない選手もそれほどフワフワした印象も感じさせず、試合に入っている感じはあった。11人+交代の3人の枠だけで短期間での多くの試合を乗り切れるとは思えないし、交代で出てくる選手が活躍していけばチーム全体の士気も確実に上がるし、ピッチ外のベンチにいる選手のモチベーションの高さがいい影響を及ぼさないはずはない。

 

さて、どんな状態で初戦のホイッスルを迎えるのか注目だ。