うすのろと阿房な話

個人化された日常にあること 気になったことを。 白南風(しらはえ)とは梅雨が明ける6月末ごろから吹く、爽やかな空気を運ぶ南風のことを言います。

W杯 ブラジル大会 ベスト8を前に

チームも仕上がってきて、大会にも慣れ 強豪国もこのステージにコンディションMAXに持ってくるチームが多いとされる。ここからが本当のW杯という意見もある ベスト8。

 

32ヶ国参加になってアジア、アフリカ、中南米枠が大幅に増やされ、レベルが落ちたという声があったW杯だが、なぜかきっちり負けているヨーロッパの強豪国。

 

 

ブラジル vs コロンビア

 

苦しみながらもチリを退けた 開催国ブラジル 壮絶なプレッシャーの中 割と陽気にインタビューを受けて笑顔もたっぷり、結果も出してるネイマール、うーんタフネス。

 

まとまり、試合運び、今大会の寵児になるほどの活躍をみせる10番がいるコロンビア、ZONEに入った感ある。ブラジル相手にこの数試合は全能感さえ漂う1番星はマクロスを沈める事ができるか。

 

カメルーン戦ではノッてるネイマールがチラッと見えたが、やはり自国開催の優勝を切望するサポーターの有形無形のプレッシャーはやや重い試合運びからもよくよく感じる。中盤から後ろに大きな綻びはほぼみせていないが、中盤の底のキーパーソンが抜けている状態で、南米屈指の強豪、ノッてる今下手したらフランス、ドイツ、オランダ、アルゼンチンより厄介な相手を封殺することができるのか。

 

タイプとしては強固な守備からカウンターというベースは似ているがよりゆったりとして相手をいなせるコロンビアと ゾーンがそれより高めでオールコートプレスに近い守備もできるブラジル。心理的に優位に立つため、序盤にガチガチの削り合いがあるのか、失点をさけるべく様子見から入るのか。

 

メンタル的にはベスト8でこれからはオマケ的ステージともとれるコロンビアと

開催国の重圧が苦しみぬいた末1回戦を突破し、団結力がプレッシャーを力に変えることができるかどうか、ほぼ、イーブンか、ややコロンビアの方が力みなく入れる分優位にあるか。

 

ともかく、今大会屈指の好ゲームになりそうな予感というか期待がある。

 

試合の入り10分とその後の前半の中盤までのゲーム運びに注目だろうか。失点を恐れてジャブの時間が長くなるとジリジリと重い空気を引きずった、1点が試合を決めるカタチになる可能性も。

 

 

フランス VS ドイツ

これもここまでの勝ち上がりからするとかなり戦力が拮抗した良いゲームになりそうだ。正直フランスの戦いはそれほど見ていないのでなんとも言えないが、監督の苦み走った感じでゲームを見入る様子がなんともいえず。なんか知らんけどかなりボヤいてそうな雰囲気。

 

ドイツは最近の大会で連続して好成績を残しているが世代的にもチームの仕上がりとしてもここ数大会で最も完成度が高くタレントも熟練の域に達し、AWAYながら本気で優勝を狙っているとの噂はダテじゃなさそう。

 

直近の対戦では

2013年 仏× 1-2 ○独

2012年 仏○ 2-1 ×独

 

なものの、あまり参考にはならなそう。どちらも最終ラインが強固でポカしそうにもない、中盤より前のフィニッシャーとアイデアの質でドイツやや優勢とみているが、まじめさ加減がチームに浸透しているフランスはここ数大会みれなかった強さをまとっていると見るむきもある。それが本物かどうか示すためには絶好の難敵。これは暑くなりそうだ。

 

隣国同志で、ある意味ダービーの様相も呈するファイトが見られるか。

 

 

 

 

オランダ VS コスタリカ

 

これが一番予想がしずらいゲーム。GLではカウンターが決まりに決まって快進撃が続いたが、決勝Tではカウンターが徹底的にマークされ、2.5列目くらいからのロングボールもなかなか見えにくくなっている。同点のボンバー決めて、存在感がちょこっと見えたスナイダーがなにかやらかすか。中盤底の要の潰し屋が抜けそうだが、これは2トップ離脱よりも大きな影響があると見ている。その穴埋めがいい方向に転べば、頂点が見えてきそうな雰囲気はある。

 

バックアッパーが結果を出して全体の雰囲気はよさそう。ヘッドコーチの奇策は出るのか采配にも注目。コスタリカのゲームはほとんど見ていないのでなんとも言い難し。ただ、失うものがない強さで伊、ウルグアイを破っているので、3度目のジャイアントキリングがベスト8で出てこないと言い切れない。ベスト8にはマグレやラッキーだけでは辿り着けないだろうから。

 

 

ベルギー VS アルゼンチン

AWAY開催のブラジル大会でなんとしてもブラジルを決勝で沈めたいというのは全アルゼンチン国民の希望ではあろうが、メッシ偏重なのは2006年大会からずっと。あまりに戦略が単調でリズムがなく正直、面白みは感じなかった。アルゼンチンはディエゴの面影を追い過ぎと思う。見た中では、98くらいのチームが一番面白いサッカーを披露していた。

 

今大会は自分の一番得意な部分に集中できている分 本来のプレーがゲームの要所で出せている。年齢的にも今大会がピークだろう。ネイマール同様プレッシャーがめちゃくちゃ掛かっているはずなのに意外に淡々としていてメンタル的にも非常に良さそうな雰囲気でプレーしている。こういう時、何かやりそうな感じはある。デカいDFにめっぽう強いピオホはベルギー戦でも神速ドリブル炸裂しそう。しかしベルギーダークホースといえど前評判に違わぬ自力を見せてベスト8入り。アルゼンチンDFの真価がようやく見られるカードではある。

 

ここ数大会ベスト8の壁がなかなか越えられずといった印象のアルゼンチンが一皮抜けるかどうか見どころ。

 

さて第三コーナーを曲がってゴールが視界に入る直前、好ゲームが期待されるベスト8。本当の戦いがここから始まりますな。